子どもとの立ち位置をどう考えるか
大人が、子どもとの関係で、自らのことを、子どもからの言い方(呼称)で、「父さんは」とか「ママは」とか、「先生は」「○○さんは」と言うことが、少なくとも現代日本社会では一般的ですが、どうも私は子どもに対して「森さんは」とか言うように語りかけることができません。対大人であれば、普通に「私は」とか「僕は」というように自分のことを言い表して、会話しているはずです。なのに、対子どもになるとなぜ、子どもの立ち位置から自分のことを表現するのか、未だに私は腑に落ちません。そんなわけで、子どもと関わるときにも、私は「僕は○○思うねん」とかいうようにして話をしています。
家族での、「父さんは」「母さんは」とは別に、なぜ学校やデイなどのようなところでも、大人が自らの位置からで自分のことを言わないのか、そこには子どもより優位な位置にある者、という見えざる前提があるように感じてしまうのは、ひねくれた見方なのかもしれませんが、私は対子どもであっても自分を客観視するかのような「森さんは」というような言い方はしたくないな、と思って日々を過ごしています。
森